基礎的な化学
主要項目
■ 物質の変化と種類
■ 元素・原子・分子
■ 化学の基本法則
■ 熱化学
■ 溶液
■ 酸・塩基・塩、酸化と還元
■ 金属と非金属
■ 有機化合物
■元素・原子・分子
元素
水を電気分解すると、気体の水素と酸素ができる。
水素と酸素は水の成分であるが、このような、物質を構成している基本的成分のことを元素という。
現在100余りの元素が存在している。(元素の周期表のとおり)
原子の構造
物質を構成する基本となる粒子を原子という。原子は正の電気(+)を帯びた原子核と、その周りにある負の電気(-)を帯びた電子とで構成されており、陽子の数と電子の数が等しい場合、全体としては電気的に中性である。
原子核は陽子と中性子からできており、陽子・中性子の重さはほぼ同様であり、電子はそれらに比べて無視できるほど軽いものである。
陽子・中性子の質量は電子の約1,840倍
原子核に含まれる陽子の数を原子番号といい、原子核に含まれる陽子と中性子の数の和を質量数という。
主要項目
■ 物質の変化と種類
■ 元素・原子・分子
■ 化学の基本法則
■ 熱化学
■ 溶液
■ 酸・塩基・塩、酸化と還元
■ 金属と非金属
■ 有機化合物
■元素・原子・分子
元素
水を電気分解すると、気体の水素と酸素ができる。
水素と酸素は水の成分であるが、このような、物質を構成している基本的成分のことを元素という。
現在100余りの元素が存在している。(元素の周期表のとおり)
原子の構造
物質を構成する基本となる粒子を原子という。原子は正の電気(+)を帯びた原子核と、その周りにある負の電気(-)を帯びた電子とで構成されており、陽子の数と電子の数が等しい場合、全体としては電気的に中性である。
原子核は陽子と中性子からできており、陽子・中性子の重さはほぼ同様であり、電子はそれらに比べて無視できるほど軽いものである。
陽子・中性子の質量は電子の約1,840倍
原子核に含まれる陽子の数を原子番号といい、原子核に含まれる陽子と中性子の数の和を質量数という。
分子
物質の特性をもっている最小の単位を分子という。
分子は1個又は数個の原子からできている。
[例]
He(ヘリウム)、Ne (ネオン)
O2(酸素)、Cl2(塩素)
H2O(水)、CO2(二酸化炭素)
物質の特性をもっている最小の単位を分子という。
分子は1個又は数個の原子からできている。
[例]
He(ヘリウム)、Ne (ネオン)
O2(酸素)、Cl2(塩素)
H2O(水)、CO2(二酸化炭素)
原子量
炭素の同位体12Cを質量の基準とし、その値を12とすることが国際的に決められている。
これを基準として、各原子の相対的な質量の数値を算出したものを原子量という。
分子量
分子の中に含まれている元素の原子量の和を、その分子の分子量という。
炭素の同位体12Cを質量の基準とし、その値を12とすることが国際的に決められている。
これを基準として、各原子の相対的な質量の数値を算出したものを原子量という。
分子量
分子の中に含まれている元素の原子量の和を、その分子の分子量という。
★ 次のような問題が出題されます。★
元素、原子、分子に関しては、次のような形で出題されることがあります。
【問題】
次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)炭素原子の質量を12と定め、これと比較した各原子の質量を質量数という。
(2)分子の中に含まれている元素の原子量の和をその分子の分子量という。
(3)二酸化炭素(CO2)は、炭素1原子と酸素2原子からなっている。
(4)水素(H2)の分子量は2なので、モル質量は2g/molである。
(5)すべての気体で1グラム分子(1モル)は、0℃、1気圧の標準状態で22.4リットルの体積を占める。
【解答】
(1)
【解説】
炭素の同位体12C(12は左上)を質量の基準とし、その値を12とする。自然界に存在する物質中の元素は、複数の同位体が一定の存在比で混ざっているが、相対的な質量と存在比から、その元素を構成する原子の相対質量の平均値を元素の原子量という。