消火に関する基礎理論
主要項目
■消火理論
消火の三要素
■消火設備
消火設備の区分
消火設備の概要
主要項目
■消火理論
消火の三要素
■消火設備
消火設備の区分
消火設備の概要
■消火理論
消火の三要素
燃焼の三要素、すなわち
①可燃性物質
②酸素供給源
③点火源(熱源)
の全部または一部を取り除くことで、消火を達成することができる。
消火の方法としては、
①除去効果による消火
②窒息効果による消火
③冷却効果による消火
があり、これらを消火の三要素という。
①除去効果による消火
可燃性物質を取り除いて消火する方法を除去消火という。
[例]
・ガスの元栓を閉めると、可燃性物質であるガスの供給が断たれ、燃焼は止まる。
・ロウソクの火に息を吹きかけると、可燃性物質である蒸気が吹き飛ばされ、燃焼は止まる。
②窒息効果による消火
酸素の供給を断つことによって消火する方法を窒息消火という。空気中には21%の酸素が含まれているが、15%以下になると燃焼の継続は不可能となる。
[例]
不燃性の泡、二酸化炭素、固体(砂、粉末消火剤)で燃焼物を覆うことで空気を遮断し、消火する。
③冷却効果による消火
引火点あるいは、固体の熱分解で可燃性ガスが発生する温度以下に燃焼物の温度を下げ、消火する方法を冷却消火という。
[例]
消火剤(水等)を用いて燃焼物を冷却し、消火する。
④抑制(負触媒)効果による消火
連続的な酸化反応を抑制することで消火する方法を抑制消火という。
[例]
ハロゲン化物消火剤や粉末消火剤により、酸化反応を抑え消火する。
①除去消火
②窒息消火
③冷却消火
の「消火の三要素」に
④抑制消火
を加えて「消火の四要素」という。
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■消火設備
消火設備の区分
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消火の三要素
燃焼の三要素、すなわち
①可燃性物質
②酸素供給源
③点火源(熱源)
の全部または一部を取り除くことで、消火を達成することができる。
消火の方法としては、
①除去効果による消火
②窒息効果による消火
③冷却効果による消火
があり、これらを消火の三要素という。
①除去効果による消火
可燃性物質を取り除いて消火する方法を除去消火という。
[例]
・ガスの元栓を閉めると、可燃性物質であるガスの供給が断たれ、燃焼は止まる。
・ロウソクの火に息を吹きかけると、可燃性物質である蒸気が吹き飛ばされ、燃焼は止まる。
②窒息効果による消火
酸素の供給を断つことによって消火する方法を窒息消火という。空気中には21%の酸素が含まれているが、15%以下になると燃焼の継続は不可能となる。
[例]
不燃性の泡、二酸化炭素、固体(砂、粉末消火剤)で燃焼物を覆うことで空気を遮断し、消火する。
③冷却効果による消火
引火点あるいは、固体の熱分解で可燃性ガスが発生する温度以下に燃焼物の温度を下げ、消火する方法を冷却消火という。
[例]
消火剤(水等)を用いて燃焼物を冷却し、消火する。
④抑制(負触媒)効果による消火
連続的な酸化反応を抑制することで消火する方法を抑制消火という。
[例]
ハロゲン化物消火剤や粉末消火剤により、酸化反応を抑え消火する。
①除去消火
②窒息消火
③冷却消火
の「消火の三要素」に
④抑制消火
を加えて「消火の四要素」という。
★ 次のような問題が出題されます。★
消火に関しては、次のような形で出題されることがあります。
【問題】
消火について、次のうち誤っているものはどれか。
(1)燃焼の一要素である可燃物を取り去って消火することを除去消火という。
(2)一般に、空気中の酸素が15%以下になれば、燃焼は継続しない。
(3)燃焼の一要素である酸素の供給を断って消火することを窒息消火という。
(4)消火する場合には、燃焼の三要素のうち、二要素を除去する必要がある。
(5)燃焼の一要素である熱源から熱を奪い、燃焼物の温度を発火点以下に下げることによって、消火することを冷却消火という。
【解答】
(4)
【解説】
消火は、以下の「燃焼の三要素」のうち、一要素を取り除くことによって達せられる。
①可燃性物質
②酸素供給源
③熱源
それぞれを除去消火、窒息消火、冷却消火といい、「消火の三要素」という。
また、燃焼の連鎖反応を抑制するため、酸化反応を阻害する物質を加えて、反応を抑制する作用を利用する場合がある。
この燃焼の抑制(負触媒)の効果を加えて、「消火の四要素」という。