基礎的な化学
主要項目
■ 物質の変化と種類
■ 元素・原子・分子
■ 化学の基本法則
■ 熱化学
■ 溶液
■ 酸・塩基・塩、酸化と還元
■ 金属と非金属
■ 有機化合物
■化学の基本法則
質量保存の法則(質量不変の法則)
物質間に化学変化が起こる場合、その化学変化の前後における物質の質量の総和は一定である。
[例]
水素と酸素が結合して水になる場合の化学反応式は
2H2+O2→2H2O
であるが、この場合、化学反応前は
2H2 は
2×(1×2)=4
O2 は
16×2=32
合計で 4+32=36
であるのに対して、化学反応後も同様に
2H2Oは
2× {(1×2)+16}=36
となり、化学反応式の左辺と右辺とは同じ質量となる。
倍数比例の法則
2種類の元素が化合して2種類以上の化合物ができるとき、一方の元素の一定質量と化合するもう一方の元素の質量の比は、簡単な整数比をなす。
[例]
COの場合
CとOの質量比は 16/12
CO2の場合
CとOの質量比は 32/12
となるので、
16/12:32/12=1:2
という簡単な整数比になることをいう。
定比例の法則
あるひとつの化合物の中で化合している元素の質量の比は一定である。
[例]
H2O
水素(H)の質量 : 酸素(O)の質量 =
2:16=1:8
この割合は、どのような方法でつくられた水でも一定である。
気体反応の法則
気体が関係する化学反応について、反応で消費または生成した各気体の体積には、同じ温度、同じ圧力のもとで簡単な整数比が成り立つ。
[例]
水素と酸素が結合して水蒸気を生じる際、水素、酸素、水蒸気の3つの気体の間には、以下のような関係が成り立つ。
2H2+O2 → 2H2O
体積(L) 2:1:2
反応した水素と酸素、および生成した水蒸気の体積比は、同温・同圧のもとで、2:1:2となる。
主要項目
■ 物質の変化と種類
■ 元素・原子・分子
■ 化学の基本法則
■ 熱化学
■ 溶液
■ 酸・塩基・塩、酸化と還元
■ 金属と非金属
■ 有機化合物
■化学の基本法則
質量保存の法則(質量不変の法則)
物質間に化学変化が起こる場合、その化学変化の前後における物質の質量の総和は一定である。
[例]
水素と酸素が結合して水になる場合の化学反応式は
2H2+O2→2H2O
であるが、この場合、化学反応前は
2H2 は
2×(1×2)=4
O2 は
16×2=32
合計で 4+32=36
であるのに対して、化学反応後も同様に
2H2Oは
2× {(1×2)+16}=36
となり、化学反応式の左辺と右辺とは同じ質量となる。
倍数比例の法則
2種類の元素が化合して2種類以上の化合物ができるとき、一方の元素の一定質量と化合するもう一方の元素の質量の比は、簡単な整数比をなす。
[例]
COの場合
CとOの質量比は 16/12
CO2の場合
CとOの質量比は 32/12
となるので、
16/12:32/12=1:2
という簡単な整数比になることをいう。
定比例の法則
あるひとつの化合物の中で化合している元素の質量の比は一定である。
[例]
H2O
水素(H)の質量 : 酸素(O)の質量 =
2:16=1:8
この割合は、どのような方法でつくられた水でも一定である。
気体反応の法則
気体が関係する化学反応について、反応で消費または生成した各気体の体積には、同じ温度、同じ圧力のもとで簡単な整数比が成り立つ。
[例]
水素と酸素が結合して水蒸気を生じる際、水素、酸素、水蒸気の3つの気体の間には、以下のような関係が成り立つ。
2H2+O2 → 2H2O
体積(L) 2:1:2
反応した水素と酸素、および生成した水蒸気の体積比は、同温・同圧のもとで、2:1:2となる。
★ 次のような問題が出題されます。★
化学の基本法則に関しては、次のような形で出題されることがあります。
【問題】
「二つの元素が化合して、2種類以上の化合物をつくるとき、一方の元素の一定量と化合する他の元素の質量との間には、簡単な整数比が成り立つ」という法則は、以下のうちどれか。
(1)質量保存の法則
(2)アボガドロの法則
(3)気体反応の法則
(4)定比例の法則
(5)倍数比例の法則
【解答】
(5)
【解説】
AとB、二つの元素が化合して、2種類以上の化合物をつくるとき、A元素の一定質量と化合するB元素の質量との間には、簡単な整数比が成り立つ。
(例)CO(一酸化炭素)とCO2(二酸化炭素)の場合
16/12:32/12=1:2
12gの炭素と化合している酸素の質量は、一酸化炭素では16gで、二酸化炭素では32gとなり、その比は1:2となる。