主要項目
■ 危険物の定義、指定数量、危険物の規制
■ 各種申請手続き
■ 危険物取扱者制度
■ 危険物施設(製造所等)の基準
■ 消火設備・警報設備・避難設備の基準
■ 貯蔵及び取扱いの基準
■ 運搬及び移送の基準
■ 行政命令等
消火設備・警報設備・避難設備の基準
消火設備
製造所等のうち、その規模、貯蔵し、又は取り扱う危険物の品名及び最大数量等により、火災が発生したとき著しく消火が困難と認められるもの、又は消火が困難と認められるものに対して、消火に適応するものとされる消火設備の設置が義務付けられている。
また、製造所等以外の場合においても、消火に適応するものとされる消火設備の設置が義務付けられている。
(政令第20条)
(1)消火設備の種類と設置方法
消火設備は第一種から第五種に区分され、第一種から第三種は固定設備、第四種は大型消火器、第五種は小型消火器や乾燥砂等であり、種類と基準は次のとおりである。
■ 危険物の定義、指定数量、危険物の規制
■ 各種申請手続き
■ 危険物取扱者制度
■ 危険物施設(製造所等)の基準
■ 消火設備・警報設備・避難設備の基準
■ 貯蔵及び取扱いの基準
■ 運搬及び移送の基準
■ 行政命令等
消火設備・警報設備・避難設備の基準
消火設備
製造所等のうち、その規模、貯蔵し、又は取り扱う危険物の品名及び最大数量等により、火災が発生したとき著しく消火が困難と認められるもの、又は消火が困難と認められるものに対して、消火に適応するものとされる消火設備の設置が義務付けられている。
また、製造所等以外の場合においても、消火に適応するものとされる消火設備の設置が義務付けられている。
(政令第20条)
(1)消火設備の種類と設置方法
消火設備は第一種から第五種に区分され、第一種から第三種は固定設備、第四種は大型消火器、第五種は小型消火器や乾燥砂等であり、種類と基準は次のとおりである。
(2)消火の困難性
以下に、危規則第34条に基づき記載
(3)所要単位と能力単位
以下に、危規則第30条に基づき記載
以下に、危規則第31条に基づき記載
警報設備
指定数量の倍数が10以上の製造所等(移動タンク貯蔵所を除く)に、火災が発生した場合に自動的に作動する火災報知設備等を設けなければなりません。
(政令第21条)
一 自動火災報知設備
二 消防機関に報知ができる電話
三 非常ベル装置
四 拡声装置
五 警鐘
(規則第37条)
以下に、危規則第38条に基づき記載
避難設備
製造所等のうち、その規模、貯蔵し、又は取り扱う危険物の品名及び最大数量等により、火災が発生したときの避難を容易にするため、特定の給油取扱所には避難設備(誘導灯)の設置が義務付けられている。
(政令第21条の2)
頻出事項!
主な基準等は以下のとおりです。
【消火設備・警報設備・避難設備の基準等】
【消火設備】
〇 消火設備の種類
・第1種
:屋内・屋外消火栓設備
・第2種
:スプリンクラー設備
・第3種
:水蒸気消火設備
水噴霧消火設備
泡消火設備
不活性ガス消火設備
ハロゲン化物消火設備
粉末消火設備
・第4種
:大型消火器
・第5種
:小型消火器・水バケツ
・乾燥砂等
同じ消火器でも、大型と小型で、第4種、第5種の区別があります。
【消火設備の設置】
・[著しく消火困難な製造所等]
第1種、第2種又は
第3種消火設備と第4種
及び第5種消火設備
・[消火困難な製造所等]
第4種と第5種消火設備
・[その他の製造所等
(移動タンク貯蔵所を除く)]
第5種消火設備
【所要単位と能力単位】
〇 所要単位:製造所等に対して、どれくらいの消火能力を有する消火設備が必要なのかを定める単位
〇 能力単位:所要単位に対応する消火設備の消火能力の基準の単位
〇 危険物製造所等の建築物の規模と危険物の量を基準に所要単位数を算出し、その単位数以上の能力単位数をもつ消火設備を設置しなければなりません。
・建築物の所要単位は、延べ面積により決められています。
・危険物の所要単位は、指定数量の10倍を1所要単位と決められています。
〇 製造所等の面積、危険物の倍数、性状等に関係なく、消火設備が定められているものは以下のとおりです。
・地下タンク貯蔵所
:第5種消火設備2個以上
・移動タンク貯蔵所
:自動車用消火器2個以上
・電気設備
:消火設備は、電気設備のある場所の面積100平方メートルごとに1個以上
【警報設備】
〇 指定数量の倍数が10以上の製造所等(移動タンク貯蔵所を除く)に設置が必要な警報設備
一 自動火災報知設備
二 消防機関に報知ができる
電話
三 非常ベル装置
四 拡声装置
五 警鐘
【避難設備】
〇 特定の給油取扱所は避難設備(誘導灯)の設置が義務付けられています。
★ 次のような問題が出題されます。★
消火設備の区分の組合せを問う問題は頻出です。
これらに関しては、次のような形で出題されることがあります。
【問題】
消火設備の区分の組合せで、次のうち誤っているものはどれか。
(1)第一種:屋内消火栓設備
(2)第二種:屋外消火栓設備
(3)第三種:泡消火設備、二酸化炭素消火設備
(4)第四種:霧状の強化液を放射する大型消火器
(5)第五種:水バケツ又は水槽
【解答】
(2)
【解説】
(1)第一種:屋内消火栓設備又は屋外消火栓設備
(2)第二種:スプリンクラー設備
(3)第三種:水蒸気消火設備又は水噴霧消火設備、泡消火設備、不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備
(4)第四種又は第五種:棒状の水を放射する大型消火器、霧状の水を放射する大型消火器、棒状の強化液を放射する大型消火器、霧状の強化液を放射する大型消火器、泡を放射する大型消火器、二酸化炭素を放射する大型消火器、ハロゲン化物を放射する大型消火器、消火粉末を放射する大型消火器
(5)第五種:水バケツ又は水槽、乾燥砂、膨張ひる石又は膨張真珠岩
(危政令別表第五(第20条関係))